88gから66gへ! こだわり開発裏話

私たち「ラボバルデ」のMagSafeカードウォレットは、とてもご好評をいただいております。2〜3年間使い続けながら、こまめにアップグレードも重ねてきました。ただ、現在展開しているのはカードが1枚だけ入る極薄タイプのMagSafeウォレットなので、もう少し収納力のあるお財布も作ってみたいなと思ったんです。

ラボバルデの研究員(=お客様)に最高品質の製品をお届けすることが私の目標なので、まずは市販品の不便な点を探すことから始めます。トランスフォーマーのように複雑に変形するウォレットもありますが、私は実用的でありながら無駄のない、すっきりとしたデザインが好きなんです。
それに、私は身長が168cmと高めなのですが、手首は細いんですよね。(アップルウォッチのバンドを製作していた時にたくさんの方の手首を測りましたが、身長と手首の太さはあまり関係ないことが分かりました。骨の太さの違いだけなんです!)
カードウォレットが手根管症候群(手首の痛み)の原因になってはいけません!! 最近は、みんなスマホが手放せない時代ですからね!

初めて使ってみたMagSafeのスタンド型カードウォレット
—ノーブランドの工場サンプル—
は、私が使うにはかなり重く感じました。(テニスを数ヶ月習っていた時、両手首にサポーターを2個ずつ巻いても手首が痛くて辞めてしまったほどの私です…)

自社でオリジナル製作しているレザーにはまだ薄いミリ数がなかったため、他のレザーの種類も一生懸命探しました。素材を3回ほど変更し、サンプル作りに行き詰まり、取引先からバイク便で急ぎで受け取ったりと…多くの苦難と逆境の末に、薄い「アップル・バイオレザー」を選択しました。

(テスト結果を自慢する、信頼できる工場という意味の写真)
私は、コミュニケーションがしっかり取れる(責任感のある)工場で製作を行っています。本当に連絡がマメで、開発中は土日も休むことなく連絡をくれました。マグネットや金属を検査するX線室まであるんですよ〜!

1次サンプルは全部で4種類ほど検討しました。ラボバルデの基本デザインを踏襲しつつ、フラットにするか、ふっくらさせるか、スロットのデザインはどうするかなど、様々な企画を立てて製作しました。まずは一度に修正点を見つけるために、複数のデザインを同時に進行させたんです。ボツになったデザインはお見せしませんね 😳


(厚みと裏地をチェック中)
この過程だけで、およそ5ヶ月はかかったと思います。私がとても慎重な性格なので、スケジュールが遅れてしまうことがあるんです。でも、焦って進めると製作事故に繋がりますからね!!
重さも88gから66gまで減らし、不要な副資材を取り除いて極限まで薄くしました。元々薄く仕上がっているレザーをさらに漉く(薄く削る)工程は、通常の2倍の手間がかかるんですよ?

そしてついに完成した最終サンプル。1次サンプルと最終サンプルの間にも、数え切れないほどのサンプルがありました。

裏地のカラーも、最後の最後でチームメンバーの意見を謙虚に受け入れ、ブラックに変更しました。実は、すべての仕様が確定していて、あとは製作に入るだけの状態だったんです。それでも裏地を変更するために、もう一度一からやり直しました。やはり、「遅い」と思った時でも、案外そこまで遅くないこともあるんですね〜!
磁気遮断(スキミング防止)フィルムが入った高級感のある裏地を探すために、さらに1週間の遅延(Delay)が…
大変お待たせいたしました。ついに誕生したラボバルデの「MagSafe スタンド型ケース」!ホームページでご覧いただけます 🤣❣
製品リンク:MagSafeスタンドウォレット
